漢字から読み取る自然の驚異

話をする前に、あなたの最寄駅に「川」とか「海」とか「山」とか「谷」といった自然に関する漢字が含まれていますか?含めれている地名は危険かもしれないですね。その話を今回しましょう。それでは本題に入ります。

今日も大学祭なんだけどね。でも自分はあいち防災カレッジがあるので、今日は名古屋大学へ行って勉強してきました。今日は建築防災論・地域防災論・ライフライン防災対策の3つの講義。今日の講義は結構楽しそうでした。結論言えば、最初の建築防災論がめちゃくちゃ楽しかったです。今回はそこで話された話をしましょう。
この建築防災論を話されたのは、名古屋大学の福和先生という先生だった。この先生は一番前の聴講生を当てる。しかも自分はこの日に限って一番前に座っていた。だからいつ当てられるかビクビクしていた。結果的には最後まで当てられずに済んだけどね。
この先生がお話されたのは、防災の意識啓発と日本の土地に関することが話された。意識啓発は字を読んでのとおりなので省きます。日本の土地に関することは地盤の話や埋立地の話もそうだが、地名から見る災害への危険な話もされた。土地の歴史もされた。これが本当に面白かった。
例えば「渋谷」。この場所は近くに谷があったから「渋谷」って言うんだよね。谷がなかったら「谷」なんて漢字つけないよね。さらに東京駅。あれ?自然に関する漢字がないじゃんと思われるかもしれない。でも東京駅の出口は八重洲口って言うよね。八重にも「洲」がある。「洲」って水のイメージのある場所だよね。水だと洪水や浸水、さらには津波の影響もあるかもしれないね。だから災害には危険な場所らしい。これらのように、漢字から昔の土地の状態や災害ではどのような被害があるかわかるらしいです。
また地名だけじゃない。かつて電車の走ったところはどのようなところだろう。煙をモクモク出して走っていたので、人の多いところは走らないよね。海岸線を走れば人に影響がないよね。そう、列車の走っていたところの近くは海岸線なので、線路の近くは埋立地になっているかもしれないという推測ができる。埋立地は地盤が弱いから、災害の被害は大きくなりやすいよね。さらに鉄道だけじゃなくて、ガスや石油コンビナートなども海岸線だよね。もし災害にあったら、ライフラインの復興はもしかするとすぐできないかもね。早くできる対策ができていても、施設が壊れたら問題外だ。他にも具体例で説明されたし、名古屋の話もされたけど、今回は話しません。是非福和先生の生の講演やお話を聞いてみてください。先生の話し方はわかりやすいし面白いで、時間が早く過ぎてしまいます。先生のペースにのまれてしまいます。一様リンクもはっておきます。良ければ見てください。動画もあります。少し大人しめですが、先生の講義はもっと過激です。ボロッかすに話すらしいです。だから他分野の人からの苦情もあるらしい…。
http://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/jishin/index.html
他にも先生に関するリンクをはっておきます。これも興味のある人は見てみてください。
名古屋大学 地震工学・防災グループ
名古屋大学 地震工学・防災グループ
他の地域防災論やライフライン災害対策はあまり面白くありませんでした。地域防災論は少し期待はずれ。各論は後日やるので、今回は総論。でもその総論でどんなことをやるべきかわからなかったらしい。ぶっちゃけた話、NPOの人とか福祉関係の人に話してほしかったかも。そんな感じに思えた。とりあえず少し期待はずれでした。次回は2週間後。科目は自主防災まちづくり論、災害情報論、防災ボランティア論と非常に面白そうな授業が並んでいます。