レスキュー隊の複雑な思い

講演の後は演劇がありました。講演は両方とも同時間に終了したので、サークルメンバーと一緒に見ました。PEOPLE PURPLEという劇団のORANGEという作品を見ました。阪神大震災でのレスキュー隊についての演劇でした。レスキュー隊の苦しみ、大変さ、忙しさ、そして切なさについてを演じた劇でした。最初は消防官や救命士の普段通りの仕事を面白おかしく演じていました。大阪の劇団だからね。さすが関西人と言わせるような演劇でした。見ていて面白かったです。しかし中盤にかかるに連れて、話はメインの阪神大震災時のレスキュー隊の対応について書かれていました。上からの指示でしか動けない現実。だから人を助けたくても助けれない現状。声かけをしても無理な場合は見捨てろというような悲惨な現実。前に助けなければならない人がいるのに、上からの命令で助けれない現状。レスキュー隊の辛さをすごく感じることができた。このORANGEという劇で、劇団員が伝えたかったことが、自分にはすごく感じることができた。自分の後ろに座っていた同じサークルの女の子なんて、泣いていたからね。後ろを見てはいないけど、鼻をすする音がすごく聞こえていたからね。それくらい思いの大きい話でした。しかし最後はちゃんと笑わせてくれて終わったけどね。始まったときと一緒、いわゆる現状復帰って奴ですね。再びですが、さすが関西人ですね。
この作品は本当に良い作品でした。心に残る思いというモノは言葉では表せないし、計りきれない重さです。それくらい心に残るお話でした。是非暇なら見てみるべきだと思います。ただ名古屋講演はもうないかもしれないけどね。
劇団PEOPLE PURPLEのホームページ載せておきます。良ければ見てみてください。
theatre PEOPLEPURPLE