高齢者を「離す」社会に

久しぶりに学校に行きました。目的は遊びに行ったわけではありません。もちろん遊びに行ったことも事実ではあるんだけどね。一番の目的は先生に挨拶に行くことでした。レクリエーションの先生に、「配属先が決まったら教えて」と卒業式のときに言われていたのに、未だ先生に報告していなかったからね。今日、ゴールデンウィークの振休として休みをいただけたので、学校に行って先生と話をしに行くことにしました。まぁ1人で行くのもなんなので、サークルの後輩を拾ってから学校に行きました。
せっかく学校に行ったし、今日はもしかするとサークルの会議なので、突撃訪問することにしました。そしたらサークルのメンバーにビックリされました。当たり前だけどね。何で俺が学校にいるのかわからないわな。普通だったら仕事だもんね。今日は休みだったんです(笑)なんかボランティアサークルの部屋が異様に汚かった。あ〜、2ヶ月も経ったらこんな状態になってしまうんですね。少々がっかりでした。でも裏を返せば、仕事をしっかりやっている証拠かな(笑)
その後、企画系のサークルに行き、遊んでいました。ゲームをしたり、マイパソコンを持って行ったので、それでサークルのデータベースを作ってみたりしていました。その後、先生のところに会いに行きました。しかし、その先生は数分後から授業でした。しまった。もう少し早めに行けばよかったですね。でも違う先生だけど、仲の良かったレクリエーションの先生に会えたので、話をしていました。そしたらその先生は、うちの法人の事業にお手伝いされているではないですか。話によると。あれあれ、身近な人に私の職場でかかわりのある人がいるじゃないですか。驚きでした。
そして一番会いたかった先生とは授業後に会えました。その先生とコーヒーを飲みながら講師控え室で話をしたけど、現在の福祉って高齢者と「話す」環境が必要なのに、今の制度だと高齢者を「離す」環境になっているって話をされました。介護保険だと機能向上などの体の状況を良くすることを重視しすぎて、精神面(メンタル面)がおろそかになっているなぁという話をされました。確かに。介護予防ということで、体の機能を重視する余り、「話を聞いてあげる」とか、「リフレッシュする支援活動」が減っているなぁという感じは自分もまだ2ヶ月しか働いていないけど感じますね。何とかしないといけないとは思うんですけどね。制度ですからね。制度だからできないとは言いたくもないんだけど…。私たち自身もリフレッシュでドライブに行ったり、友達と長電話するんだけどなぁ。
某書籍の著者は「介護保険は高齢者のための制度でなければいけない」とか「誰も得をしていない制度だ」と言っている。このことがよくわかるなぁと感じました。日本は高齢者にとって行きにくい社会になったのかなぁ(泣)高齢者の話を聞くことよりも制度を重視しているような…。その結果、高齢者を「離して」しまう状態になっているような…。先生の言っていることが非常に身にしみました。高齢者の「話す」をもっと聞かないといけないと思うんだけどなぁ…。私たちでは何とかしてあげたいという気持ちはあるんだけどねぇ…。う〜ん難しいなぁ。うちはお役所ではないし…。さらに今度の改正で介護保険がさらに介護報酬が減ったり、自己負担が増えるかもだし…。何度も言いますけど、やっぱり高齢者の人には住みにくい社会になってしまったのかなぁ。何とかお役人さんの力で改善してもらいたいんだけど…。期待はできないですね(泣)高齢者の話を聞ける、また「離す」社会から「話す」社会になってほしいですね。