旧村長からの講演に感激

牛の角突きを見た後は、再びバスに乗り込み、山古志会館にて地震のDVDやパネルを見ました。パネルはどれも地震の生々しさを垣間見ることができました。DVDも当時の状況を見ることができました。道は多く寸断され、水がせきどめられ、水を抜く作業では小学校が貫通していました。驚きの光景ばかりでした。バスで通ってきた風景とは全く違う光景をDVDで見ていました。
DVDやパネルと見たら、今度は宿舎であるあまやち会館というところに移動しました。ここでは最後の村長となった長島忠美氏から講演をいただきました。「大震災時に村長として求められたこと」という演題で話をされました。非常に泣かせられるお話でした。地元住民から言われた生の言葉を講演で話をしていただきました。また村民のために村長としてやらなければならなかったこと、復旧に向けて村長がこれだけはしっかりしようと決めた決意などのお話をいただきました。長島氏の考え方、そして実行したことにつきましては、本当に脱帽する限りです。実際に私たちの地域でも震災が起きた場合どうすれば良いか、災害ボランティアとして活動するにはどうすれば良いか、またそのときの決意みたいなことを学びました。震災を経験された方の意見は非常にリアルで重みのあるものでした。貴重なお話が聞けて、長島氏の魅力にひかれた講演でした。これからのご活躍を願いたいばかりです。