1アウト満塁〜一打逆転のチャンス〜

そしてこの試合の1番のポイントとなるのが7回表の攻撃。3点差で負けていました。先頭打者が勢いのままツーベースヒットを放ちました。次のバッターはきっちりと送りバント。ところがボールはサードに投げられランナーアウト。ただバントしたバッターはセーフ。サードがタッチプレーのため、ファーストにはボールは投げられませんでした。

ワンアウトランナー1塁で9番バッターがヒットを放ち、ここで相手校はピッチャーを代えてきました。実は今まで強豪校はエースが投げていませんでした。背番号10をつけたピッチャーが投げていました。強豪校の監督もエースをださざるを得ない状況になったと感じたのでしょう。弟の高校の応援席である3塁側アルプスでは、エースを引っ張り出したと喜んでいました。なめられたまま負けるのは嫌だしね。ただエースはやっぱり違う。投球練習を見ていると球が早い。こんなピッチャー打てるのかって思えてきました。

試合は1アウト2塁1塁から再開。しかもバッターは1番。めちゃくちゃチャンスです。でもエースだと…と思いきや、ピッチャーストライク入らないじゃないですか。4球連続のボールでフォアボール。そしてワンアウト満塁で2番バッター。なんとこのバッターにもストライクが入らず、4球連続のボールで押し出しフォアボール。2点差になりました。さらにここからクリーンナップに続くということで、たまらず相手校はタイムを取りました。

タイムがあけ試合再開。バッターはサードを守る3番バッター。初球・2球目ととんでもなく甘い球がきましたが、それを見送ってしまいました。1球ボールをはさみ4球目の球を打ちました。少し厳しいコースのボールに手が出てしまい、しかも飛んだところがピッチャー前。ピッチャーからキャッチャー、キャッチャーからファーストにボールが渡りダブルプレー。イケイケのチャンスであと1本が出ませんでした。親父とも話していたけど、ここがこの試合のポイントでしたね。一打同点のところで追加点が取れなかったのが痛かったですね。